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死後にメッセージを届けるサービス徹底比較【2026年版】

手紙
目次

導入

「自分が亡くなった後、大切な人にメッセージを残したい」という想いを実現するサービスは、ここ数年で急速に増えてきました。

ただ、各サービスのサイトを比較しても、料金や対応形式は書かれていても、「どんな仕組みで発動するのか」「家族以外にも届けられるのか」「運営は信頼できるのか」といった、本当に大事な点は分かりにくいのが現状です。

この記事では、国内で実際に運営されている主要6サービスを、想いナビ独自の比較軸で整理しました。「どのサービスが自分に合うか」を判断するための一次情報として活用してください。

なお、サービスの料金や仕組みは変動するため、申し込み前には必ず各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。


比較する6つの軸

サービス選びで実際に違いが出るのは、料金や知名度よりも次の6つです。

比較軸説明
発動の仕組み「亡くなったこと」をどう確認して発動するか。誤発動・未発動のリスクが変わる
発信スピード死後どれくらいで発信されるか。数日〜数カ月まで幅がある
届けられる形テキスト/動画/物理的なモノ。何を残せるかが変わる
受取人の自由度家族以外(友人、旧友、特別な関係の方)にも届けられるか
価格帯初期費用、継続費用、送付費用の合計感
運営の安定性長期運営の見通し。死後発動型は10年以上先まで見据える必要がある

発動の仕組みについて深く知りたい方は「死後発動の仕組み徹底比較」を、何を残すかから考えたい方は「死後にメッセージを残す方法 完全ガイド」を先にご覧ください。


6サービスの比較表

各サービスの詳細は表の下で順番に解説しています。各サービス名をクリックすると、該当の解説セクションへ移動します。

サービス名形発動の仕組み発信スピード受取人価格目安
lastmessageテキスト多段確認型数カ月自由低〜中
KOTOZTEテキスト(メール)デッドマンスイッチ型約3カ月メールアドレス指定低
tayorie(たよりえ)テキスト多段確認型最短4日自由中
未来POST物理(モノ・手紙)書類提出型数日〜自由中〜高
エンディングサービスセンターテキスト+物理書類提出型数日〜家族以外OK中
メッセージバンクテキスト・写真・動画・音声サービス確認要サービス確認要自由中

※ 価格目安は2026年6月時点の調査に基づきます。料金体系は変動するため、最新の情報は公式サイトで必ずご確認ください。


各サービスの詳細解説

各サービスを、共通の4項目(仕組み・特徴・向いている人・注意点)で順に解説します。

lastmessage(ラストメッセージ) {#lastmessage}

仕組み: インターネット上にメッセージを保管しておき、契約者が亡くなった後にメールで指定の相手に届けるサービスです。死亡確認は多段確認型で、ログインが途絶えると生存確認メールが複数回送られ、それでも応答がない場合は事務局からの電話確認、さらに本人が事前に指定した「トラスティ(信頼できる第三者)」への連絡という、複数のステップを経て発動します。

特徴: 国内の死後メッセージサービスの先駆けの一つで、長年運営されている実績があります。多段確認型を採用しているため、誤発動のリスクが他社と比べて小さいのが大きな特徴です。NHK「クローズアップ現代」でも取り上げられた認知度の高いサービスです。

向いている人:

  • 文字でメッセージを残したい方
  • 誤発動のリスクを最小限にしたい方
  • 長年運営されている実績のあるサービスを使いたい方
  • 確認役を信頼できる第三者(家族以外)に依頼したい方

注意点: 法的な遺言としての効力はありません。あくまで「想いを伝えるためのメッセージ」として利用するサービスです。発動までに数カ月かかるため、葬儀や四十九日に間に合わせたい用途には向きません。

公式サイト:lastmessage.rip


KOTOZTE「天国からの伝言」 {#kotozte}

仕組み: メッセージと宛先メールアドレスをサービスに登録しておき、本人が亡くなった後に自動でメール送信されるサービスです。死亡確認はデッドマンスイッチ型で、毎月24日に生存確認メールが本人に届き、3回連続で応答がなければ「亡くなった」と判断されて発動します。

特徴: 仕組みがシンプルで、価格も抑えられているサービスです。「遺言ではなく、生きているときの気持ちを伝える」という位置づけが明確で、軽い気持ちでメッセージを残したい方に向きます。

向いている人:

  • シンプルにメール1通を送りたい方
  • 費用を抑えたい方
  • 軽めのメッセージや想いの記録を残したい方

注意点: デッドマンスイッチ型のため、長期入院、海外滞在、端末の紛失、メールアドレスの変更などで誤発動するリスクがあります。重要なメッセージや、相手の人生に影響を与える内容には、多段確認型のサービスを検討することをおすすめします。


tayorie(たよりえ) {#tayorie}

仕組み: 2024年11月にリリースされた、比較的新しいサービスです。多段確認型をベースにしつつ、確認プロセスを高速化することで、死後最短4日での発信を実現しています。

特徴: 業界の中でも発信スピードが突出して速いのが最大の特徴です。多くの同種サービスが「数週間〜数カ月」の確認期間を取る中、tayorieは数日で発信できる設計になっています。死の直前の気持ちをライブ感のまま届けたい場合や、葬儀・四十九日に間に合わせたいメッセージがある場合に意味があります。

向いている人:

  • ライブ感のあるメッセージを残したい方
  • 葬儀や四十九日など特定のタイミングに間に合わせたい方
  • 死から間を置かずに届けたい方

注意点: 発信が早い分、発動の判断が早く下される設計です。確認の具体的なステップが自分の希望と合うか、申し込み前に必ず詳細を確認することをおすすめします。


未来POST(ミライポスト) {#mirai-post}

仕組み: 文字データではなく、実物のプレゼントや手書きの手紙を預かって、未来の指定日や本人の死後に届けてくれるサービスです。大阪市内の高層タワーで厳重に保管されます。発動は基本的に書類提出型で、遺族や指定された方からの連絡をきっかけに配送が始まります。

特徴: デジタルでは実現できない「物理的な実体を伴う贈り物」に対応している、国内では数少ないサービスです。「お孫さんの成人式に手渡しでプレゼントを贈りたい」「自筆の手紙を将来の特定の日に届けたい」といった用途に応えられます。健康な人が「数十年後のサプライズ用」として使うことも可能です。

向いている人:

  • 自筆の手紙そのもの(現物)を未来に届けたい方
  • お孫さんの成人式や卒業式など、特定の節目に何かを届けたい方
  • デジタルではなく実体のあるものを残したい方

注意点: 物理保管のため、長期になるほど保管料が積み上がります。預けるものの選び方には事前の相談が必要です。生鮮品や精密機器など、長期保管に向かないものは選べません。

公式サイト:mirai-post.com


エンディングサービスセンター {#ending-service}

仕組み: 終活全般を扱う事業者で、メッセージの保管・伝達サービスを提供しています。発動は書類提出型で、遺族や指定者からの連絡をきっかけに配送が始まります。

特徴: 家族以外(旧友、特別な関係の方など)へのメッセージ宅配オプションがある点が、他社にない大きな特徴です。市販のエンディングノートに書き残すだけでは「家族以外の人」に確実に届くかは不確実ですが、第三者の事業者が保管・配送を担うことで、家族を介さない配送を実現できます。

向いている人:

  • 家族以外の特定の人にメッセージを届けたい方
  • 自分が亡くなった後の手続きと合わせてメッセージも預けたい方
  • 市販のエンディングノートでは不安を感じる方

注意点: 発動が書類提出型のため、家族にサービスの利用を共有していない場合は、別途、信頼できる確認役を指定する設計が必要です。家族経由の連絡が期待できないケースで使う場合は、申し込み前に発動の具体的な流れを必ず確認してください。

公式サイト:endingservice.jp


メッセージバンク {#message-bank}

仕組み: テキスト・写真・動画・音声などのデータをインターネット上に保存し、未来に伝えるサービスです。終活世代だけでなく、ブライダル・子育て世代・青春世代向けにも展開されています。

特徴: **文字以外の多様な形式(写真・動画・音声)**を一つのサービスで扱えるのが強みです。「自分の元気な姿を動画で残したい」「家族の歴史をデータとして遺したい」「タイムカプセル的に使いたい」など、幅広いニーズに対応できます。

向いている人:

  • 文字だけでなく写真・動画・音声も残したい方
  • 終活以外の用途(子どもの成長記録、結婚式の準備など)も含めて使いたい方
  • 一つのサービスで複数形式を扱いたい方

注意点: データの長期保管が前提となるため、サービス運営の継続性が重要になります。利用前に運営会社の継続見通しを確認することをおすすめします。


比較してわかった4つのこと

ここまで6サービスを並べて見えてくる、選び方の本質的なポイントを4つ整理します。

1. 「届くもの」の形が最初の分かれ目

文字で気持ちを残したいなら lastmessage、tayorie、KOTOZTE が候補になります。実物を届けたいなら 未来POST、動画や音声も残したいなら メッセージバンクが選択肢です。家族以外への配送が必須ならエンディングサービスセンターが選択肢に入ります。

2. 「発動の仕組み」は誤発動と未発動の両方を見る

デッドマンスイッチ型(KOTOZTEなど)はシンプルですが、誤発動のリスクがあります。書類提出型(未来POST、エンディングサービスセンターなど)は誤発動が少ない代わりに、遺族の能動的な連絡に依存するため未発動のリスクがあります。多段確認型(lastmessage、tayorie)は両リスクのバランスが最も良い設計です。

詳しくは「死後発動の仕組み徹底比較」をご覧ください。

3. 「受取人の自由度」は意外と差がある

家族以外の人に届けたい場合、対応しているサービスは限定的です。エンディングサービスセンターや未来POSTのような、家族以外への配送を明示しているサービスを選ぶ必要があります。家族に知られずに届けたい場合の詳細は「家族に知られず特定の人にメッセージを残したい時の選択肢」をご覧ください。

4. 「形が決まっていない」状態には、どのサービスも対応していない

実は今回比較した全サービスに共通する弱点は、「何を、誰に、残すか」をユーザー側が事前に決めていることが前提になっている点です。手紙を残すサービスは「手紙を書く」前提、動画サービスは「動画を撮る」前提です。

「何を残したいか自分でもまだ整理できていない」「形を決めかねている」という状態のままサービスを選んでしまうと、後から「これでよかったのか」と迷いが残ることがあります。


それでもサービス選びに迷う方へ

このページでは6つのサービスを並べて比較しましたが、それでも「自分にどれが合うのか分からない」「そもそも何を残したいのかが整理できていない」という方もいらっしゃると思います。

このサイトを運営するA-pupa合同会社では、「何を、誰に、どう残すか」を一緒に考える伴走サービスを提供しています。手紙・動画・花・物——形を決めずに、あなたとあなたの大切な方にとって最適な答えを一緒に探します。

→ サービスの詳細を見る | → 問い合わせフォーム


よくある質問

Q. これらのサービスに法的な効力はありますか?

A. 基本的にありません。財産分与など法的な意思表示をしたい場合は、別途、正式な遺言書の作成が必要です。詳しくは「死後のメッセージに法的効力はあるか? 遺言との違い」(準備中)をご覧ください。

Q. 運営会社が将来なくなったら、預けたメッセージはどうなりますか?

A. これは死後発動型サービス全般に共通する重要なリスクです。20〜50年先まで発動を見越すサービスの場合、運営会社が存続している保証はありません。利用前に、運営会社の体制・継続見通し・万一の場合の引き継ぎ方針を必ず確認することをおすすめします。

Q. 誤って発動してしまうことはありますか?

A. デッドマンスイッチ型のサービスでは誤発動のリスクがあります。重要な内容を残す場合は、多段確認型のサービスを選ぶか、信頼できる第三者を確認役として指定できる仕組みのあるサービスを選ぶことをおすすめします。

Q. 家族に知られずに、特定の人にだけメッセージを残せますか?

A. 対応しているサービスとそうでないサービスがあります。エンディングサービスセンターや未来POSTなど、家族以外への配送に対応している事業者を選ぶ必要があります。詳しくは「家族に知られず特定の人にメッセージを残したい時の選択肢」をご覧ください。

Q. 複数のサービスを併用してもいいですか?

A. 可能です。用途に応じて使い分けるのは合理的な選択です。たとえば、家族向けには低価格のサービスを、家族以外への重要なメッセージには多段確認型のサービスを、物理的な贈り物には預かりサービスを、と組み合わせる方もいます。


まとめ

死後にメッセージを届けるサービスは、それぞれに強みと弱みがあり、「どれが一番いい」というものはありません。改めて要点を振り返ると:

  • まず「何を残したいか」(文字・動画・物理物)で大きく絞られる
  • 次に「誰に届けたいか」(家族・家族以外)で選択肢が変わる
  • そして「どれくらい確実に届けたいか」によって、発動の仕組みを選ぶ
  • 重要なメッセージほど、多段確認型または公的シグナル連携型を検討する
  • 運営会社の継続性と、万一の場合の方針は申し込み前に必ず確認する

大切なのは、料金や知名度ではなく、「あなたの想いが、相手にとって望ましい形で届くかどうか」です。価格表だけを見て決めず、発動の仕組みや配送の柔軟性まで踏み込んで比較することをおすすめします。


この記事は想いナビ(運営:A-pupa合同会社)が制作しました。記載内容は2026年6月時点の調査に基づきます。各サービスの最新の料金・条件・運営状況は、必ず公式サイトでご確認ください。情報の正確性には可能な限り注意していますが、最終的な判断は読者ご自身でお願いします。

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